地域新産業創造活動補助金、渡島は3件170万円交付
update 2003/8/13 12:09
新たな技術やサービスの事業化を支援する道の「地域新産業創造活動補助金」の本年度1次採択事業が決まった。渡島管内は海洋深層水などを利用した3事業に、170万円が交付される。前年度1次より2件増え、交付額も70万円上回った。
採択されたのは、陽樹(本社・函館市吉川町、斎藤忠社長)のコンブを原料とした醸造コンブ酢の開発、アイトップ(同・函館市神山3、伊藤秀丈社長)の海洋深層水にがりなどを添加した高付加価値せっけんの開発、道南・海洋深層水利用研究会(函館市大手町、秋山文信代表)の海洋深層水の発酵促進利用に関する研究開発の3事業。
陽樹は道産コンブの高度な利用を目的に、コンブエキスに地場産の果実や野菜の搾汁液など加え、酢酸発酵させた醸造コンブ酢を開発する。総事業費約130万円。
アイトップは美容効果が注目されている海洋深層水にがりなどを同社独自の竹酢せっけんに加え、新たなせっけん開発に取り組む。総事業費約160万円。道南・海洋深層水利用研究会は海洋深層水を利用した納豆製品などを開発する。総事業費約130万円。
同補助金は技術開発、研究会開催などに必要な経費の2分の1、30万円以上100万円以内を支援。前年度1次は管内で1件、100万円が交付されている。
本年度は対象地域から採択件数の多い札幌市を除外し、地方での取り組みを優遇。企業組合や民間非営利団体(NPO)などに限られていた対象を単独の中小企業に拡大した。
2次募集は20日まで受け付けている。問い合わせは同支庁商工労働観光課TEL47・9000内2434。
提供 - 函館新聞社
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