西武閉店で店の移転大詰め

update 2003/8/13 12:07

 10日閉店した西武函館店(函館市梁川町9)にあったブランドショップなどが、市内の他の百貨店を中心に移転し始めている。休業を余儀なくされる店もある中、新たに店舗を構える会社も。各社8月下旬から9月中のオープンに向け、大詰めを迎えている。

 同店には化粧品をはじめ、洋服店や菓子店、日用雑貨店など約100のブランドが名を連ねていた。化粧品ショップなど、他の百貨店にありがちなブランドの大半は西武とともに閉店となるが、移転可能な所は、新天地を模索。棒二森屋や丸井今井、テーオーデパートなどへの移転や系列他店への集約に動いている。

 なかでも棒二森屋では、生活雑貨専門店「無印良品」をはじめ、6店の移転や店舗集約の受け入れのため、内装工事に追われている。ほとんどが27日にオープンで、今後、商品の搬入などで忙しくなるという。

 一方、新たに路地店を構える動きも盛ん。市内大型小売店内にショップを構えるレディースファッション松田(松田武社長)は、西武にほど近い、宮前町2の12に「アクトレス」を建設、28日オープンさせる。「もともと路地店がなかったので、ある意味、西武の閉店はいいきっかけとなった。今後、若者の向けの商品にも力を入れ、営業を展開したい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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