「函館野外劇」閉幕

update 2003/8/12 11:03

 リニューアル元年となった市民創作「函館野外劇」の第16回公演(同野外劇の会主催)が11日、好評のうちに閉幕した。予定された10公演のうち、9公演が行われ、延べ7068人が来場、同じく9公演だった昨年(4985人)の1・4倍の観客を動員した。リニューアル効果が見事に出た形となり、関係者からも喜びの声が上がっている。

 当初の最終日は10日だったが、雨天で中止になった2開催の穴埋めとして11日に追加公演を行った。

 今年は脚本を一新し、演出に工夫を凝らしたほか、堀に浮かぶ可動式の浮橋など、新装置も設置。舞台背景にも気を配り、ベニヤ板だったものを本物のわらに変えたりした。

 会場には、函館と近郊以外からの来場者も多くみられたほか、「道外からの問い合わせも多かった」(同会事務局)という。公演最後の日曜日となった10日には超満員となる2126人が来場。最終日も726人が訪れ、感動の舞台を満喫した。

 最終公演のフィナーレであいさつに立ったフィリップ・グロード理事長は「この先も、野外劇はずっと続ける」と“宣言”し、大きな拍手を浴びた。

 輪島幸雄理事長代行は観客の増加について「いいものを作れば、悪天候でも足を運んでもらえることの証明」とリニューアルの成功に笑顔を見せ、「来年は演出、出演者などすべてで、さらにレベルアップを目指したい」と話していた。(後藤泰良)

提供 - 函館新聞社



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