函館への行政視察、先月末で61件
update 2003/8/10 13:11
全国の市町村議会などから函館を訪れる本年度の行政視察は、7月末現在で61件と、ほぼ平年並みのペースで推移している。今春の統一地方選終了後から各地議会の訪問団が相次いで訪れており、函館市が取り組む「人づくり・まちづくり事業」や公立はこだて未来大学などにかかわる視察が多く、市の各種施策が高い関心を集めているようだ。
市議会事務局によると、函館の受け入れ件数は年間150―160件程度。行政視察は市町村議会の委員会単位で訪れるケースが多いが、本年度は岡山県下10都市が研修に訪れるなど、県レベルでの来函も徐々に増えている。
昨年度は今春の統一地方選の関係で来函を前倒しする訪問団が多く、7月末で例年を大きく上回る102件に達したが、年間を通しては平年ベースの約160件に落ち着いていた。
本年度は昨年夏のような“視察ラッシュ”は見られないが、統一地方選終了後から問い合わせが増え出し、各地の定例会終了後の6月以降に視察が集中。「函館の定例会会期中に訪問を予定していた議会も多く、中には断らざるを得ないケースもあった」(市議会事務局議事調査課)という。
視察先で多いのは、今年4月に完成した市総合保健センターや、新函館駅が完成し、駅前広場の整備を残す函館駅前土地区画整理事業など。広域連合で運営する公立はこだて未来大学も多い。ソフト面でも、市民やまちづくり団体を対象とした補助事業などに注目が集まっており、同事務局では「各議会にとってはソフト、ハードを問わず、調査事項に恵まれているのでは」とみている。
提供 - 函館新聞社
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