刑務所誘致に木古内町もれる

update 2003/8/10 13:10

　【木古内】木古内町など全道の約２０自治体を含む、全国約５０市町村が名乗りを上げていた刑務所誘致に関し、法務省は候補地を東日本の計４カ所に絞る方針を、９日までに明らかにした。これにより、全国で最も誘致運動が盛んだった北海道は選からもれ、木古内町の大森伊佐緒町長は「非常に残念な結論になってしまった。１１日に誘致期成会の役員会を開き、事情を説明したい」と話している。

　法務省は刑務所の収容状況の過密化を受け、新たに２刑務所を設置する考えを示しており、１施設は福島県内に決まった。残る１施設をめぐり、住民増による地方交付税の加算など、各種経済効果を狙いに、道南の木古内町や長万部町など、全国各地で誘致活動が盛り上がりを見せていた。

　このうち、木古内町は期成会を立ち上げ署名運動を展開し、役場に巨大ポスターを掲示するなど、積極的な動きを見せていた。

　法務省矯正局（東京）や同省札幌矯正管区（札幌）へ１０回近く、足を運んだ大森町長は「とにかく残念。ただ、まちが一体で取り組めたことは大きな成果。新たな増設計画があった場合にも、今回の積極姿勢がプラスに働くはず」と語っている。

提供 - 函館新聞社

前のページにもどる　　 ニュースをもっと読む

ご注意：
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。