13日「夜景の日」伝える催し
update 2003/8/9 11:00
函館の夏夜を忘れないで―。函館夜景の日記念日実行委員会(岩谷敏勝委員長)は13日、夜景の日にちなみ、アマチュア無線の交信プレゼント会や、啄木一族の墓周辺にあんどんを並べるなどのイベントを行う。大掛かりな催しは姿を消したが、12年前に生まれた函館ならではの記念日は、市民の手で脈々と息づいている。
函館夜景の日は1991年に、「や」を8「けい」をトランプの13(K)と見立て、8月13日に設定。函館青年会議所が主体となり、緑の島で市民を巻き込んだイベントを実施してきた。アマチュア無線クラブJARLアクティブ函館ハムクラブ会長を務めていた岩谷さん、石川啄木追悼の会の日下部忠一さんも実行委員として、ぞれぞれ独自のイベントを行ない、側面から支援してきた。
夜景の日のイベントは2000年の第10回で終了したが、岩谷さんらは、翌年以降も活動を継続。昨年10月には「市民の手で夜景の日を伝えていこう」と記念日実行委員会を立ち上げた。
今年は実行委員会となって初めての夜景の日で、メンバーの力も入る。ハムクラブは、当日午前2時からの交信者に証明書、午後8時13分からの1分間の交信者には認定証と夜景パネルを贈る。このほか、活タラバガニや活イカ、夜景時計などが当たるプレゼントコーナーも随時、設ける。例年、8月13日には世界中から数十万件のアクセスがあり、夜景の日の認知度は高くなっているという。
また、啄木追悼の会は、同日午後7時から啄木一族の墓の周辺にあんどんとちょうちんを100個ずつ置き、ろうそくを200本立てる。来場した子供には線香花火をプレゼントする。
岩谷委員長は「このまま何もしなければ夜景の日はなくなってしまう。自分たちがPRすることで記念日を伝えていければ」と意気込んでいる。
問い合わせは岩谷委員長TEL31・0193。携帯電話は090・1644・6698。(池田比佐史)
提供 - 函館新聞社
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