はこだて新道市場閉鎖
update 2003/8/8 09:48
3月にオープンした函館新道沿いの生鮮市場「はこだて新道市場」(函館市桔梗町418)が7月末に閉鎖していたことが7日、分かった。入居テナントの減少が主な要因で、最後まで営業していた3店は市内石川町2に移転し、営業を続けている。
移転したのは生鮮・塩干しの「瀬井商店」と「田村商店」、青果・野菜の「フルーツショップ喜四郎」の3店。
同市場は大型商業施設の出店などで競争が激化する中、地元小売業者の対抗策として、各種小売店を集約した生鮮市場をつくろうと発足した。3店によると、開店当初から28店分あったスペースも14店と半数しか埋まらず、テナント集めが難航。空き店舗が目立ったことで、客足が徐々に減少し、それに伴い入居テナントも減る悪循環に。7月下旬にはテナントが3店だけとなり、警備費をはじめ、テナントの賃料などの運営費を賄うのが困難になり、閉鎖・移転することを決めたという。
3店は「なじみのお客もつき始めていただけに残念」といい、「移転で迷惑を掛けるが、お客にはこれからもひいきにしていただきたい」と話していた。
同生鮮市場は、函館新道の函館インターチェンジ(IC)の約500メートル手前。敷地面積2400平方メートルに、鉄骨造り平屋建て910平方メートルの建物を建設し、鮮魚、精肉、日用雑貨、総菜、パン、生花、米などの地元小売業者が営業していた。
提供 - 函館新聞社
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