さよならビロングスビール
update 2003/8/7 11:50
函館の地ビール「ビロングスビール」を製造・販売する函館麦酒工房(本社・函館市若松町、加藤健太郎社長)が8月中旬にも営業を中止することを決めた。7月末にビール自体の生産はストップしており、12日予定の出荷を最後に函館の名産の1つが姿を消す。
同社は1997年に営業を開始。函館の2番目のビール会社として、ビールの生産をはじめ、函館シーポートプラザ内に工場に併設した直営レストランを開設した。98年度のピーク時には145キロリットル、3億7000万円の売り上げがあったが、景気の低迷とともに消費も冷え込み、昨年度は100キロリットル、1億2000万円までに落ち込んでいた。
同社は昨年9月、赤字続きだった直営レストランを閉鎖。ビール事業への一本化を図るなど、経営の改善を試みてきたが、業績不振には歯止めがかからず、今回の営業中止に踏み切った。
会社は任意整理する方向で、清算事業のため、今後も存続させる考え。来年4月の株主総会をもって、幕を閉じる。
提供 - 函館新聞社
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