旧笹浪家住宅を一般公開

update 2003/8/6 12:11

 【上ノ国】上ノ国町教育委員会は7日から、昨年度末までに本格的な解体修復工事を終えた、国指定重要文化財で道内最古級の民家として知られる「旧笹浪家住宅」の一般公開を始める。

 笹浪家は18世紀初頭から続いたニシン漁の網元で知られる。同住宅は19世紀前期に5代目踏襲の久右衛門が建設した。道内に現存する民家では最古級で、置き石屋根が大きな特徴。1857(安政4)年から土台や屋根のふき替えを行ったとされる。1990年に同家が町に寄贈。92年には重要文化財に指定された。木造で傷みが激しく、99年度から、本格的な解体・修復工事が行われていた。

 同町教委は、解説パネルなどの展示準備も進めている。本格的な公開に先立ち、9月末まで暫定的に公開する。公開時間は午前10時から午後4時まで。月曜と祝祭日の翌日は休館日。管理に当たる職員2人を配置して質問や解説にも応じる。入場無料。詳しい問い合わせは、町教委TEL01395・22230。

提供 - 函館新聞社



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