公立高校再編に関する懇話会を今月下旬にも設置
update 2003/8/6 12:10
函館市教委は、本年度内に策定する市内公立高校の再編案に関し、学識経験者らによる懇話会を8月下旬にも立ち上げる。大学教授など委員12人で構成、普通科を持つ市内5校(道立3、市立2)を4校へと再編する具体策を協議する。市民からは統合・廃止だけでなく、中高一貫教育の導入などを求める声もあり、懇話会での検討内容に注目が集まりそうだ。
市内公立高校の再編については、道教委が今年6月に新たに示した「公立高校配置の基本指針と見通し」で、函館市を含む渡島第1学区の新規中卒者が04―07年度で500人以上減少すると推測。上記4年間で6、7間口の削減が必要としている。
また、7月の定例市議会では、金山正智教育長が少なくとも1校につき6間口の確保を前提として、「4校に再編することは避けられない」と述べており、その方針を明確に打ち出した。
この流れを受けて設置する懇話会は、大学教授や私立高校長、中学校長、市PTA連合会役員らを委員とし、中卒者が減少する中での将来展望を踏まえ、具体的な再編案などを協議する。一般市民からの公募は「協議内容が専門的過ぎる」(市教委)として行わない方針。
また、10月をめどに市民フォーラムを開き、同懇話会での検討内容を中間報告し、市民意見の把握に努める。市教委では「道教委の見通しに任せるだけでなく、市としても主体的に考えていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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