大野で野犬がニワトリ襲う
update 2003/8/5 12:10
【大野】大野町文月の農地で4日朝、約60羽のニワトリが野犬に襲われ死んでいるのが見つかった。函館市内に住むニワトリの飼い主の男性(64)は「最近、3羽が襲われたばかりだが、これほど大量の鳥が一度にやられるとは」と絶句。町の野犬掃討員も「数年に1回、町内で鳥小屋が襲われることはあったが、こんな大きな被害は初めて」と状況が信じられない様子。連絡を受けた町は同日、野犬捕獲用の檻を設置し、警戒に当たっている。
現場は道道上磯峠下線から山側に約1キロ入った農地で、男性は1998年ごろから、兄が所有する遊休農地を借り、趣味で鳥を飼育していた。約1700平方メートルの敷地の一角に、鳥が寝起きする小屋を建て、その両端から敷地を囲むように、高さ約2メートルの金網を設置、ニワトリやシチメンチョウなど、約130羽を育てていた。
被害は4日午前8時ごろ、男性が鳥の世話に訪れた際に見つけた。金網の中と外にそれぞれ1頭ずつ野犬が居たといい、外の犬はすぐに逃げ、中の犬は金網の中を駆け回った後、網のhメ間から走り去ったという。敷地内には大量のニワトリの死がいと羽が散乱していた。
小屋のガラス窓には犬の足跡があり、2頭はこの窓を開け、小屋を通じて金網の内側に侵入したとみられている。男性によると、夏場は普段から5センチ程度、換気のために窓を開けており、かぎは掛けていなかったという。
男性は「2日にも被害にあったが、キツネなどの仕業と思っていた。こんなことは過去に一度もなく、早く野犬が捕まってほしい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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