中の沢小特別教室を住民に開放

update 2003/1/20 11:25

　市教委は新年度から中の沢小学校（桔梗町３７２）の特別教室を地域住民に開放する。予算化されれば４月から実施したい考えで、音楽などの文化活動と将棋、料理といった趣味の活動に利用できる。同校は現在、視聴覚室、図工室などの増築が進められており、市教委は「今後もＰＲに努めたい」としている。

　特別教室の開放は主に増築、改築、新築した学校が対象。地域住民の生涯学習推進を目的に１９９５年度から３校で始まり、今年度までに八幡、あさひ、金堀、石崎、鍛神の各小学校と港、深堀、戸倉、桔梗、桐花の各中学校で実施。各校では主に家庭科室、視聴覚室、音楽室、図工室などが開放されている。

　中の沢小は市街化調整区域の解除による地域人口の増加に加え、今春の通学区域変更で児童数が大幅に増えることから、事業費約２億３８００万円で６つの普通教室、多目的教室、視聴覚室、図工室やエレベーターを整備する増築に着手、３月完成の予定。市教委では多目的教室、視聴覚室、図工室ほか、既存の図書室、音楽室も開放対象とする方針だ。

　市教委では既に実施している学校での利用状況について「防音設備の整っている音楽室の利用が多い」としており、住宅地が密集する同校周辺での文化活動には、絶好の場となりそうだ。開放期間は他の学校と同様、年末年始を除く通年開放となる見込みで、利用を希望する場合には市教委生涯学習課への申請が必要となる。

提供 - 函館新聞社

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