ワッショイ函館

update 2003/8/3 11:06

 開港144周年記念函館港まつり(同実行委主催)は2日夕、メーン行事「ワッショイ函館」のパレードが盛大に行われた。朝から降り続いた雨も夕方には上がり、浴衣や華麗な衣装に身を包んだ66団体、約9000人の市民が熱狂の中、踊りの輪を広げた。

 この日の十字街・松風コースは、十字街からJR函館駅までの約1・4キロ。先頭は函館港おどり。実行委の山車「新幹線」と「黒船」には函館をはじめ、神戸、長崎など、開港5都市のミスが乗り込み、沿道へ笑顔で手を振った。

 今年初登場の岩手県北上市の「鬼剣舞(おにけんばい)」は、口内鬼剣舞保存会の会員16人が、太鼓や笛などのはやしとともに舞を披露。青や赤など、仏の化身の面を付け、時に勇壮に、時に激しく舞った。

 隔年で参加している「青森ねぶた」は、「本能寺」ねぶたとともに250人の跳人(はねと)が乱舞。「サマーカーニバル」は、思い思いの音楽とオリジナルの振り付けで見る人を沸かせた。

 いか踊りの最後尾では、沿道から多くの次々と市民が飛び入りで参加。威勢の良い動きと掛け声でパレードの最後を飾った。

 同パレードは出場団体の一部を変えて3日、堀川・五稜郭コースでも行われる。

提供 - 函館新聞社



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