“海上いか踊り”初登場
update 2003/8/2 10:33
函館の夏最大のイベント、開港144周年記念函館港まつり(同実行委員会主催)が1日、箱館開港パレードを皮切りに開幕した。開会式では今年初となる海上いか踊りも披露され、観客は大いに沸いた。
開幕を告げる箱館開港パレード「高田屋嘉兵衛からペリーへ」は、市民ら300人が開港当時の函館を再現。高田屋嘉兵衛一行やペリー来航時の連合軍一行、迎える幕府軍一行などにふんした市民らが十字街の街中を練り歩いた。
午後3時から宝来町の高田屋嘉兵衛銅像近くで出発式が開かれ、高田屋7代目の子孫、高田嘉七さんや嘉兵衛役の中江捷二市議があいさつ。十字街方面へと繰り出した。
途中、函館港内をパレードしていた連合軍も西波止場裏から上陸。山車の上で向かい合った2人が回りながら太鼓をたたく回転太鼓に、沿道からは声援が飛んだ。
開会式は午後6時から、パレードが到着した末広岸壁特設ステージで行われた。沼崎弥太郎実行委員会会長に続き、井上博司函館市長が「昨日までは寒かったが今日からは祭り日和。ぜひ参加して楽しんでください」とあいさつ。沼崎会長、井上市長ら7人と第24代ミスはこだての3人が鏡割りを行い、高野洋蔵函館商工会議所会頭の掛け声で乾杯、開幕を祝った。
開会式には、タグボートに引かれたはしけの上でいか踊りを披露する西波止場裏の海上から、海上いか踊りが運航。華やかに飾られたはしけの上で、函館いか踊り実行委員会員30人がいか踊りを踊りながら、西波止場裏から旧シーポートプラザまでの海上を移動。立ち上がって一緒に踊り出す観客も多く見られた。
このほか、開会式後には花火大会が開催。十字街周辺では十字街商盛会のビアガーデンではザ・グループサウンズオンステージの演奏が行われ、祭りを盛り上げた。
2日は、午前8時から函館市民体育館で「大相撲函館場所」が開かれるほか、午後4時半からの「ワッショイ函館」(十字街―松風コース)で、岩手県北上市の「鬼剣舞」が初登場。「明王」の面を付けての舞いを披露する。
提供 - 函館新聞社
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