大船遺跡速報展示室オープン
update 2003/8/1 10:39
【南茅部】南茅部町の遺跡から発掘された縄文時代の遺物などを公開する「大船遺跡速報展示室」が7月31日、今年の一般公開をスタートさせた。貴重な恵山式土器なども新登場し、午前中から報道陣や関係者、町民らが見学に訪れ、縄文の里の「案内所」オープンを祝った。
昨年末に世界最古とされる漆の装飾品などが焼損した町埋蔵文化財調査団事務所の火災を受け、防災体制が確立するまで今年の開館を見合わせていた。町の補正予算で、火災、盗難のセキュリティーが整えられ、開館にこぎ着けた。
新たな展示物として、同町で発掘されたものとしては珍しい続縄文時代のものとみられる恵山式土器1点と魚形石器2点、縄文中期の魚骨とムラサキウニの殻が並べられ、来場者の関心を集めていた。
初日と知らずに立ち寄ったという函館市の公務員、水野周一さん(45)は「古代ロマンを感じますね」と感動した様子をみせていた。
開館時間は午前9時から午後5時までで、入館は無料。11月12日からの冬期休館まで無休。
提供 - 函館新聞社
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