ごみ投棄、原状回復は冬めどに調整
update 2003/8/1 10:38
期限まで残り1カ月―。函館市東山の三和廃棄物処理産業の不法埋め立て問題で、函館市が出している原状回復措置命令の期限(8月31日)が近づいている。回復作業はおよそ半分が終わった状態で、期限までの完了は難しい情勢。市は環境などへの影響は出ていないと判断していることなどから、冬をめどに命令期限を延長するとみられている。
回復作業で行われている木材と、石や鉄などとを分別する作業は、技術が確立されておらず、機械の故障による修理や改修が繰り返し必要となったことが期限内の作業終了を難しくした。ただ、7月に入ってからは機械の調整がうまくいったほか、人も増やすなどしており、作業効率も上がっている。
市環境部では「水質調査の結果には問題がない。地中の温度も約50度と発火する恐れがない」と安全性を確認。市では「命令期限直前までは見守る」として今後の態度を明らかにしていないが、原因者による原状回復が原則との方針を変えておらず〈1〉安全面での問題は出ていない〈2〉作業終了に具体的なめどがついている―ことなどから、都合3回目となる期限延長を行う公算が高い。
期限の設定については、関係者の間では「雪に覆われる前なら終了できるの」との見方があることから、冬をめどに市と三和側で調整が行われるとみられる。
提供 - 函館新聞社
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