港まつりに新幹線の山車
update 2003/7/31 09:12
あす開幕する「開港144周年記念函館港まつり」に使用する山車の引き渡し式が30日午後3時から、函館市広野町の陸上自衛隊函館駐屯地で行われた。自衛隊員が製作した新幹線と黒船の山車2台が、港まつり実行委員会に引き渡された。
陸上自衛隊第28普通科連隊の郡山勝英連隊長が「市民の皆さんに楽しんでほしい」とあいさつ。同実行委員会の沼崎弥太郎会長が「有効に使わせていただきます」と祭りに対する意気込みと感謝を表した。
山車は、自衛隊員16人が7月の上旬から約1カ月かけて製作し、全長約9メートル、高さ約3・5メートル、横幅約3・2メートル。港まつりでは初めて、新幹線を題材にした。
自衛隊のトラックを基礎に、ベニヤ板や発泡スチロール、紙テープなどで形作りし、彩色。東北新幹線で使用されているE2系をモデルにし、北海道に来てほしいと願う気持ちを込めて「北の大地に新幹線」などの文字を入れた。
隊員は、新幹線の山車の前部分の流線型を出すのに苦労したといい、ベニヤ板を曲げやすくするため、水に1週間以上漬け込んでから作業に取り組んだという。
引き渡し後、上に乗り込むなどして各部を見回った沼崎会長は、「電球の配線も良いし、手すりをつけるなど、高さなどにきめ細やかな心遣いが見られる。いいねえ」と満足の様子だった。
提供 - 函館新聞社
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