断機のポール破損・今年すでに6件
update 2003/1/17 10:40
市内の踏切で、遮断機(しゃだんき)のポールが相次いで折られている。16日も万代町でポールの破損が発見され、JR北海道によって交換された。同函館支社によると、市内でのポールの破損は今年に入ってから既に6件目。毎年、月平均で10本ほどのポールが折られているという。JRでは毎年春と秋にキャンペーンを行うなどし、踏切手前での一時停止などを呼び掛けているが、地道な努力が成果に結びつかない“いつも通り”の1年のスタートに、頭を痛めている。
昨年、市内で発見された遮断機の破損は約120件。破損を申し出るケースはまれで、折ったのが人なのか車なのかすら分からないことが多いという。一部、踏切にモニターを設置し、監視している場所もあるが、破損防止の手立てにはなっていないのが現状だ。
同支社では「仮にポールを折っている多くが車だとしたら、ぶつかって気が付かないということはないはず」と憤りを見せる。16日の破損は万代町の「船入澗道路踏切」で見つかり、作業員が行き交う車と汽車を気にしながら、新しいポールに付け替えた。
JR北海道では、春と秋に「踏切事故防止キャンペーン」を行い、ドライバーに注意を呼び掛けているが、ポール破損については最終的にはマナーに頼るしかないのが実情。このペースでいくと、今年も交通法規の遵守を声高に叫ぶことになりそうだ。
提供 - 函館新聞社
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