12月に財政計画案策定へ

update 2003/7/29 09:55

 函館市議会の市町村合併調査特別委員会(岩谷正信委員長)が28日、市役所で開かれ、渡島東部4町村(戸井町、恵山町、南茅部町、椴法華村)との合併について集中審議した。この中で近江茂樹市町村合併調査室長は、合併後の財政シミュレーションを今年10月をめどに、12月に財政計画案をそれぞれ策定する考えを示した。

 近江室長は財政シミュレーションについて「仮定とする部分を設定しながら試算する。合併後15年程度を頭に入れ、合併特例債などをどの程度活用するか考えたい」と述べた。高橋佳大委員(共産党)の質問に答えた。

 委員会ではこのほか、高橋享委員(民主・市民ネット)が「合併で生じるメリット、デメリットは何か」と指摘。近江室長は「各町で電算システムを再構築する必要性や、地域の声が薄れる懸念が出てくる。住民説明会ではそういった部分を説明したい」とした。

 また、高橋享委員が、各町村がごみ処理や消防などで組織する事務組合や広域連合の今後の扱いをただしたのに対し、近江室長は「コスト試算の中で、現時点では市の施設での処理が効率性が高いと感じる」と述べ、各町の事務組合や広域連合は脱退、解散するなどして函館市側に統合・整理される見通しを示した。

提供 - 函館新聞社



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