市、ポスターやパンフレット作成における「表現のガイドライン」作成へ/「女性軽視する意識の一掃」目指す
update 2003/7/28 09:26
函館市は、本年度の男女共同参画事業の一環として、市がポスターやパンフレットなどを作成する際に、女性軽視となる表現の一掃を目的としたガイドラインの作成に取り組んでいる。6月からは若手職員を中心とした10人程度の勉強会を組織。年度内にはガイドラインをまとめ、庁内向けに冊子として発行する方針だ。
市によると、ガイドライン作成は道内自治体では初めての取り組みという。本州の自治体では、すでに冊子が完成しているケースもあり、今年3月には内閣府男女共同参画局でも、インターネット上で「男女共同参画の視点からの公的広報の手引き」を発表している。
担当の男女共同参画課が「医師は男性、保育師は女性といった性的な役割分担の固定的表現が、刊行物を作る側にもあるのでは」という観点から、ガイドライン作りに着手。昨年度に市が作成したポスターやパンフレットなど、計381点を集めた。
それらは、6月に若手職員らで組織した勉強会でチェックしており、イラストやカットだけにとどまらず、文章なども見直すという。
同課は「男女共同参画に向けた行政内の意識が変われば、市民に与える印象も少しずつ変わっていくと思う」と話している。
提供 - 函館新聞社
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