ＳＬ函館大沼号、今年も運行

update 2003/1/17 10:40

　駒ケ岳を周遊する蒸気機関車「ＳＬ函館大沼号」が今年も４月末から運行される。ＪＲ北海道が１６日、発表した。現時点でダイヤが決定しているのは、４月２６日から６月２９日までの１６日間だ、８月までの運行が想定されている。観光振興の期待を乗せて、ＳＬが今年も道南の鉄路を疾走する。

　現在、決まっている運行日は、４月２６日から５月５日までの毎日と、５月１０、１１日、６月２１、２２、２８、２９日。いずれも１日１往復。

　運行経路は昨年同様で、往路は函館駅を午前９時４８分に出発、大沼公園、駒ケ岳経由で午前１１時１５分に森駅到着。復路は森駅を午後零時４７分に出発、砂原経由で流山温泉などを通り、函館駅に午後３時２３分に到着する。

　昨年は４月２７日から７月１４日まで３９日間運行し、函館―大沼間の平均乗車率は７１％。２７年ぶりに復活した一昨年の８５％よりも減少したが、初めて実施された蒸気機関車２両を連結する「重連運転」も人気を集め、継続運行につながる好実績を残した。

　また、春の観光シーズンに合わせて、函館―流山温泉間、大沼公園―流山温泉間で、車内にホットプレートを設置した「大沼・流山温泉バーベキュー号」を４月２６日から５月５日までの毎日と、５月１０、１１日の１２日間、運行。函館―弘前間では花見列車「さくらエクスプレス」を、４月１９、２０日と、４月２６日から５月５日まで運行する。

提供 - 函館新聞社

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