函館マンション管理組合ネットがNPO法人化
update 2003/7/25 09:56
函館市内のマンション管理組合の理事長が集い、今年4月に設立した「函館マンション管理組合ネットワーク」(石井精一理事長)がこのほど、道からNPO(特定非営利団体)法人の認証を受けた。マンション管理にかかわるNPO法人設立は道内初といい、今後はマンション管理に関する情報交換や指導などを積極的に行い、適切な管理運営に努めていく。
同ネットワークは、市内のマンション管理組合理事長や弁護士が発起人となり、1990年から活動していた道マンション管理組合連合会函館支部を改組して設立。大規模修繕や足音騒音などのトラブルについてアドバイスするなど、良好な居住環境を維持するための活動に取り組んでいる。
道庁などが行っている「マンション管理セミナー」は札幌市中心に開かれており、「参加するには負担が大きい」(石井理事長)ため、より地域に即した組織にしようと計画。昨年度からNPO法人化への準備を進め、今月中旬に道から認証を得た。
現在は市内に約110あるとされるマンション管理組合のうち、約4割にあたる42の管理組合が加盟。事業としては現在、市住宅都市施設公社からの委託で週2回のマンション管理相談を行っているほか、顧問弁護士による法律相談などを無料で実施しており、NPO法人化でさらに活動を充実させる方針。
8月9日にはホテル法華クラブ函館で設立祝賀会を開催。石井理事長は「マンション管理を高齢者が行ったり、他人任せにするケースも多い。高齢者らが対応できるネットワークづくりを進めたい」と話している。問い合わせは同ネットワーク事務局TEL26・6569。
提供 - 函館新聞社
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