交通事故偽装し保険金243万円詐取

update 2003/7/24 10:19

 函館市内で交通事故を偽装し、保険金約243万円をだまし取ったとして、函館中央署と道警函館方面本部交通課は23日、函館市昭和町1の14、無職、後藤栄子容疑者(53)ら5人を詐欺の疑いで逮捕した。

 逮捕したのはほかに、後藤容疑者の二男で同住所、同、佐藤秀隆(26)、市内港町2の7、板金工、田口政明(39)、市内日乃出町21、無職、佐々木泰彦(57)、市内中島町8、建築板金工、中島晃宏(23)の4容疑者。

 調べによると、5容疑者は共謀し、昨年8月9日午後10時ごろ、市内吉川町3の21の市道交差点で、佐々木、後藤両容疑者が乗った佐藤容疑者の乗用車に、田口、中島両容疑者が乗った乗用車を故意に衝突させ、保険会社から医療費や慰謝料、休業補償などの名目で242万6390円をだまし取った疑い。

 5人は知人同士で、後藤容疑者が主犯格となって犯行を進めたという。事故の数日前に後藤容疑者宅に集まって話し合ったほか、加害車両には約1カ月前に保険を掛けていた。

 調べに対し5人は、生活苦や遊興費欲しさでやったと供述。後藤容疑者は詐欺について否認しているが、ほかの4容疑者は逮捕事実を大筋で認めているという。

 後藤容疑者らは同様の手口で一昨年、昨年にも、別の車を使って交通事故を起こしている。同署などはこれらも偽装とみており、だまし取った保険金は今回を含めて約700万に上る見通し。余罪のほか、さらに関与した者がいるとみて追及している。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです