パレストラ函館が快進撃

update 2003/7/24 10:17

　このほど札幌市で行われた、第３回北海道アマチュア修斗オープントーナメントで、パレストラ函館の武田光博（２６）がクルーザー級（９１キロ以下）で優勝、早坂俊明（函大４年）がウェルター級（７０キロ以下）で優勝、石川慎一（１９）が同級で準優勝し、３人は９月に愛知県名古屋市で行われる第１０回全日本アマチュア修斗選手権への出場を決めた。武田にとっては３回目、早坂、石川にとっては初めての全国挑戦となるが、「得意技に磨きをかけて勝ちたい」と、早くも闘志を燃やしている。

　２年前の第１回大会のライトヘビー級で優勝経験を持つ武田は、出場人数の都合で、今回、１階級重いクルーザー級に挑戦。「パワーでは押され気味だった」が、決勝では最終の２ラウンドの終了間際に「腕挫（うでひしぎ）十字固め」で、逆転一本勝ち。「満足できる内容」と充実感を漂わす。

　早坂と石川は決勝戦で“同門対決”となったが、早坂が１ラウンドで１本勝ちし、先輩としての貫禄を見せた。全国の出場権は出場者数により階級ごと異なり、同級では２人とも出場することに。「念願がかなった」とそろって笑顔を見せる。

　普段の練習のほかに、早坂は空手の通いげいこに、石川もボクシングジムに通い、技を磨く。また、昨年、一昨年ともベスト８だった武田も「そろそろ優勝を狙いたい」と気合十分。「全国でも力的にはきっ抗しており、ちょっとした技術が勝敗を左右する。勝つチャンスは十分にあるので、頑張りたい」と、３人は全国の舞台に向けて着々と準備を整えている。

提供 - 函館新聞社

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