七飯にコメ収穫請負団体発足

update 2003/7/23 09:18

　【七飯】七飯町内のコメの収穫作業を請け負う大中山水田作業受託組合「ライスコントラクタークラブ」が２２日、発足した。道南には大野町や桧山管内厚沢部町などに同種団体があるが、七飯町内では初めての試み。同日午後６時から中島会館で開かれた設立総会で、組合長に選ばれた原口征一さんは「町内外のモデルとなるよう、皆で歩を進めていきたい」と抱負を語っている。

　コメの収穫に使うコンバインは１台、数百万円と高価で、収穫期には多大な労働力も必要となる。年々、経営の厳しさが増している各農家にとっては、いずれも大きな負担となっており、これらの軽減を狙いに、大中山地区の農家８戸が組合を立ち上げた。

　具体的には新規購入２台を含め、３台のトラクターを管理し、１０アール当たり１万３０００円で稲の刈り取りを実施する。本年度は同地区の組合員や一般農家の計１４戸、２２・６ヘクタールを請け負う予定。その後も大中山を拠点に活動し、５年目には４０ヘクタール、いずれは８０ヘクタールまで拡大する計画だ。

　総会には約２０人が参加、組合の規約案など議案６件を可決し、閉会した。

　そのほかの役員は次の通り。（敬称略）
　▽副組合長＝沢田雄一▽会計＝池田誠悦▽監事＝沢田毅、河村康英▽理事＝石井誠一、浅野宏隆、池田ミツ

提供 - 函館新聞社

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