江差町職員が農漁業労働体験
update 2003/7/20 12:56
【江差】住民に身近な役場づくり―を目指す江差町職員による農漁業の労働体験研修が、19日にスタートした。江差港中央ふ頭では早朝から、濱谷一治町長を先頭に20人の職員が漁真っ盛りの朝イカの荷揚げ作業を体験。越前町の畑でも12人がジャガイモの収穫作業に朝を流した。
漁業研修のスタートは午前5時。朝焼けの江差港に、漁を終えて続々と入港する漁船から発泡スチロール箱に詰められたイカを陸揚げした。
最初は慣れない手つきだった職員も徐々にコツをつかみ、岸壁から身を乗り出して、手際よくケースを運んだ。初めての体験に驚きの連続の保育園職員は「貴重な体験です」と、大喜び。思いがけない応援で、活気付いた港の様子に漁協関係者もにっこり。
研修の発案者でもある濱谷町長は、もやい綱を握りながら、「スーツ姿で難しい顔で勤務していると、どうしても親しみにくい感じになる。研修では、基幹産業の農漁業を知り、もっと町にとけ込んでくれれば」と、期待感をにじませた。
研修には、町職員の約7割が自主参加。10月末まで、グループに分かれて、農業または漁業の体験研修を行う。
提供 - 函館新聞社
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