自民党道連、衆院8区補選候補を佐藤健治氏に正式決定

update 2003/7/19 11:15

 【札幌】自民党道連は18日、衆院道8区補欠選挙の党公認候補者を佐藤孝行前衆院議員の二男で元会社員の佐藤健治氏(45)に正式決定した。同日夕、党道連で開かれた記者会見で、健治氏は「公認候補としての大きな役割をまっとうしたい」と述べ、事実上の出馬表明を行った。同氏は19日午後1時から函館市内で記者会見し、正式に出馬を表明する。

 佐藤静雄会長は会見で、佐藤健治氏に決めた理由について、地元や選考委員会の共通した意見として、「政治のノウハウを知っており、すぐにでも使えることが期待できる」と述べ、健治氏が“即戦力”との認識を示したほか、「地元(党8区支部)が推薦したが、一切考慮しなかった」として、党道連独自の判断であったことを強調。さらに「補選でも総選挙でもいいつもりで選んだ」とし、総選挙となった場合でも健治氏を擁立する考えを示した。

 健治氏は、政策や政見を改めて発表するとした上で、「道南の保守の伝統を受け継ぎ、道南全体の融和を図りながら補選に向けて努力したい」と述べた。また、孝行氏からバトンを受け継ぐことによる世襲批判については「理想への追求を志しての立候補であり、私は私。父からは国を思う志と、郷土への情熱を引き継いでいきたい」とした。

提供 - 函館新聞社



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