開票作業のスピードアップ策検討へ

update 2003/7/18 11:40

 函館市選管は、今後行われる予定の選挙に備え、開票作業のスピードアップに向けた対応策を検討する。今年4月に行われた統一地方選では、市議選で開票確定時間が午前2時半近くにずれこむなど、以前から作業の遅れが指摘されており、早ければ10月の衆院道8区補欠選挙で、開票作業に従事する職員を増やし、効率的に配置するなどの対策を講じる考えだ。

 この問題は、先の市議会予算特別委員会で取り上げられ、板倉一幸議員(民主・市民ネット)が市選管に対し、開票作業の遅れと対応策の検討を求めていた。

 市選管によると、選挙開票作業は通常、各選挙別に開票する職員がそれぞれ決められており、開票終了後に順次、職員を帰宅させているという。

 今春の統一地方選での開票作業は、知事・道議選(4月13日)に計439人、市長・市議選(同27日)で計549人が従事し、知事・道議選はいずれも午前1時過ぎまでに開票が確定。しかし、続く市長・市議選では市長選が午前1時10分に確定したものの、市議選は定数34に43人が立候補する激戦となったため、「審査、判定に十分時間をかけた」(市選管)といい、確定は同2時25分までずれ込んだ。

 市選管では「確定を心待ちにしていた有権者を待たせたのは事実」とした上で、〈1〉開票作業に従事する職員の増加〈2〉開票が終了した職員をもう一方の作業に投入する〈3〉判別しにくい文字を読み取る機械などの導入―などを検討しながら、「スピードアップした上で、正確・迅速な開票に努めたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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