函館野外劇あす開幕
update 2003/7/17 10:07
― ◇ ― 野外劇あす開幕 ― ◇ ―
市民創作・函館野外劇の第16回公演(同野外劇の会主催)が18日夜、開幕する。今年は、公演のレベルアップを目指したリニューアルの取り組み元年。メーンキャストを中心に事前練習を繰り返してきたほか、五稜郭の舞台では14、15日に部分練習、16、17日には総練習(ゲネプロ)を実施し、出演者やスタッフが公演成功を目指し、一丸となって最終調整を続けている。
― ◇ ― 本番直前 高まる期待 ― ◇ ―
目前に迫った開幕日。シナリオやテーマ曲が一新され、ナレーションや演出などが大幅に変わる今年の公演。内外の期待が徐々に高まる中、キャストやスタッフらは本番さながらの熱のこもった練習を繰り返している。リニューアル公演のお披露目はいよいよあした―。
沢田祐二さん(元劇団四季技術監督)ら、プロ集団によるプロジェクトチームの主導で、今年からの3カ年計画で進められているリニューアル。昨夏までの19シーンは今夏9シーンへ圧縮され、長老、コロポックル、弁士による生のナレーションが物語を進行。石川啄木などが初めて劇中に登場し、衣装や道具類の多くも新たに制作された。
16日の総練習(ゲネプロ)には、スタッフを含め約250人が参加。「声が聞こえない」「旗をもっと立てて」と時折、プロジェクトチームらから厳しいチェックの声が飛ぶ中、本番通りに1時間半の舞台を上演した。
可動式の橋、ガスを使った炎、レーザー光線などが初採用され、演出はスケールアップ。箱館戦争や五稜郭築城などの場面が本番さながらの迫力で展開された。
ゲネプロを終え、輪島幸雄理事長代行は「みんなの熱意でここまできた。全体としては目標通りのところに近づいている。多くの市民にレベルアップした野外劇を見てほしい」と話している。
今年の上演日は、7月18、19、20、25、26、27、31日、8月8、9、10日の全10回。開演はいずれも午後7時半から。前売り入場券は、大人1800円(当日2000円)、中高生900円(同1000円)、小学生400円(同500円)。問い合わせは、同野外劇の会事務局TEL56・8601。
提供 - 函館新聞社
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