七飯射殺事件、元妻に無期懲役判決

update 2003/7/16 11:29

 昨年4月、七飯町内で海産物商の男性(当時58)が射殺された事件で、殺人罪に問われた、男性の元妻で函館市千代台町31、飲食店経営、関和代被告(58)の判決公判が15日、函館地裁であった。園原敏彦裁判長は「被害者殺害、保険金3000万円取得も含め完全犯罪をもくろんだ主謀者。動機、目的はまさに言語道断と言わざるを得ず、有期刑を選択する余地はない」とし、求刑通り無期懲役を言い渡した。

 判決で園原裁判長は「(実行犯の暴力団組長に対し)同情心を言葉巧みにあおって自らは手を汚さず、事件後、元夫が暴力団関係者から追われていたと言い広め、無関係を装った。地域社会に与えた影響も軽視できず、真摯(しんし)な悔悟、反省の情はくみとれない」と述べた。

 判決によると、関被告は元夫の保険金目当てに、市内陣川町103、暴力団組長で無職、浜塚幸次被告(43)=1審で同罪などで懲役20年判決、控訴中=らと共謀。浜塚被告に500万円での報酬を約束し、殺害を依頼。4月8日午前4時50分ごろ、浜塚被告が拳銃で同アパート居間にいた男性を射殺した。

提供 - 函館新聞社



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