27日に自主制作映画祭
update 2003/7/15 11:03
自主制作映画祭「函館映蔵庫」(製作実行委員会主催)が27日、函館写真図書館1階のアートハーバーカフェ(市内豊川町9)で開かれる。映像作家の長沼里奈さん(21)が札幌で開催している映画祭で、道内他都市では初。長沼さんや台湾の監督の作品上映、映像ワークショップなどを開く。公立はこだて未来大の学生らで組織する実行委では「イベントを通じてさまざまな人々が交流し、新たな創作活動の起爆剤となれば」と期待している。
長沼さんは高校1年から映画を撮り始め、昨年はフランス・リヨンの映画祭に参加するなど、国内外で活躍。「自主制作映画を世の中に広く発信し、観客と作り手の距離を縮めよう」と2000年から毎年同映画祭を開催している。今回は未来大での講演や、同大が一昨年開催した「アートハーバー」への参加を通じ、同大学生と交流を深めたことがきっかけとなり、映画のマチ・函館で実現した。
映画祭では、長沼さんが昨年、フランスの映画祭で上映した「丹青な庭」や、台湾の鄭有傑(チェン・ヨウチェー)監督の「BABYFACE」を上映。デジタルカメラでミニ作品を制作する映像ワークショップや、長沼さんと観客との対話型のトークライブ、後夜祭ではアコースティックライブや料理を楽しみ、来場者が交流を深め合う。
地元・函館でも学生16人が実行委を組織し、当日に向け奔走中。函館実行委員長の岡田恵利子さん(21)=同大4年=は「映画祭の枠にとどまらず、写真や絵など、さまざまな創作活動を行っている人々が集まってくれたら。行動力あふれる長沼さんにもきっと引かれるはず」と話している。
映画祭は午前11時からで、ワークショップは午後1時、トークライブは同4時、後夜祭は同7時から。チケットは昼の部800円(1ドリンク付き)、後夜祭1000円。問い合わせは岡田さんTEL090・6214・6433。
提供 - 函館新聞社
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