保育園で連続窃盗

update 2003/7/15 11:01

　【七飯、大野】１２日から１４日にかけて、七飯、大野両町の保育園を狙った窃盗事件が５件連続で発生した。いずれも窓ガラスを破るなどして侵入。現金などを奪い、被害総額は約２万４０００円相当。警備の手薄な週末を狙ったとみられ、函館中央署は「防犯体制の強化はもちろん、現金などは置かないで」と注意を呼びかけている。

　七飯町では３件発生。「みどり保育園」（緑町２１６）は、現金２８００円などが入った金庫（時価７０００円相当）や引き出し内の現金３５００円が。「大中山保育所」（大中山２８９）は、事務所の机の中から現金１４００円が。「本町保育所」（本町５３６）では、無施錠の職員室の窓から侵入、物色されたが被害はなかった。

　大野町は２件。「千代田季節保育所」（千代田）は、遊戯室から現金４００円。「大野保育園」（本郷４６８）は、事務所の机の中から現金８８００円が、それぞれ被害に。各教育委員会では、保育園などに注意を喚起した。

　調べでは、犯行は１２日夕方から１４日朝までの夜間とみられ、現場の状況から複数の可能性もあるという。本町保育所以外はすべてガラスを破って侵入している。

　同署によると、同署管内で、保育園や小学校などを狙った窃盗事件は今年６月末までに８件発生、中には数十万単位の被害も。同署はパトロールを強化している。

提供 - 函館新聞社

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