あんしん歩行エリアに「美原地区」指定
update 2003/7/12 15:50
警察庁と国土交通省が指定する「あんしん歩行エリア」に11日、函館市の美原地区が選ばれた。道内18カ所の指定地区の一つで、道南では唯一。指定を受け、同地域内では来年度から、信号機の新設や改良、交通規制の実施など、歩行者や自転車利用者の事故防止を目指した対策が強化される。
歩行者らの安全な通行を確保するために緊急な対策が必要な地域として、全国796カ所が選ばれた。総合的な対策により、死傷事故の2割抑止を目標に掲げている。
指定となった美原地区は、交通量の多い国道5号や道道函館上磯線(産業道路)などに囲まれた約2平方キロメートルが対象エリア。学校、官公庁、病院などが混在する新興住宅地で、同地区では、1999から2001年度にかけて267件の交通事故が発生している。
指定エリア内では▽信号機の新設や改良▽駐車禁止や最高速度など交通規制の導入▽道路標識の大型化▽ロードヒーティングの整備▽段差解消▽道路照明の設置―などの対策が幅広く重点的に講じられる。中には、カーナビゲーションシステムに交通情報を提供する車両感知器(電波ビーコン)の増設もある。
このほか、死傷事故率が高い「事故危険箇所」として道内118カ所が指定され、道南では函館市富岡3の37の「昭和1―19号線交差点」が選ばれている。
提供 - 函館新聞社
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