自民道連の佐藤会長ら地元の意見把握終了

update 2003/7/12 15:49

 衆院道8区補選の公認候補者選考で、10日に函館入りした自民党道連の佐藤静雄会長らは11日、函館商工会議所や支援団体の関係者らと会談し、地元の意向確認などを終えた。佐藤会長は今回の地元の意見などを踏まえ、14日に札幌市内で開く候補者選考委員会で候補者を決定する意向を示した。

 佐藤会長、党道連の清水誠一幹事長(帯広市区選出道議)、加藤唯勝選対委員長(候補者選考委員長、名寄市区選出道議)ら3人は、地元選出道議や元道議、函館商工会議所の正副会頭らと会談。また、道南の支援団体を集めた会合では、水産、建築、医療など14団体の関係者が出席、意見を聞いた。

 終了後、記者会見した佐藤会長は「地元の皆さんからは一刻も早く候補者を決めてほしいという意見が多かった」との印象を語り、保守一本化への見通しについて「地元の考え方を聞き、一つの方向性は出てきたが、まだ分からない」と述べた。

 今回の地元入りで、佐藤会長ら党道連側から地元関係者に対し、具体的な候補者名は示されなかったが、応募者のうち、佐藤孝行前衆院議員の二男、佐藤健治氏(45)、元道職員の前田一男氏(37)と面談。「応募者5人の中で、書類選考などで2人が残っている状態」とし「2人とも政治に対する情熱を持っており、優劣付け難い」と話した。

提供 - 函館新聞社



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