放課後に大学生が児童・生徒の学習支援

update 2003/7/11 11:05

 函館市教委は、学校の放課後の時間を使い、大学生が児童・生徒の学習を支援する「放課後学習チューター調査研究事業」の実施に向けた準備を進めている。文部科学省が進める取り組みで、道内では函館市だけが実施。児童・生徒の学習のつまずきを解消し、意欲を向上させるのが狙い。本年度は小学校3校、中学校3校を研究協力校に指定、各学校では早ければ2学期から実施する構え。市教委は近く、道教育大函館校に学生募集を依頼する。

 10日の市議会予算特別委員会(阿部善一委員長)で、小山直子委員(民主・市民ネット)の質問に畑野克行学校教育部長が答えた。

 同事業は、同省の「放課後学習チューターの配置等にかかわる調査研究事業」の一環として行われる。市教委は昨年度、「地元に教員養成課程を持つ大学があり、子供にとっても学生との触れ合いの中で学ぶものは大きい」(学校教育部指導室)として、同省に同事業推進地域の指定を申請、今年6月に通知された。

 本年度は、あさひ、東、駒場の小学校3校、宇賀の浦、光成、五稜の中学校3校が研究協力校として実施。学生の配置数は各学校の計画によって異なり、実際の指導内容も子供の状況に応じて、各学校で工夫しながら行う形となる。

 市教委では「学びたいという子供の要望に応えることが一番の狙い。教員を目指す学生の資質向上にもつながる」と話している。

提供 - 函館新聞社



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