ダイエー弁天店きょうから24時間営業

update 2003/7/9 09:43

 北海道スーパーマーケットダイエー(本社・函館市)は、弁天町11の弁天店を9日から24時間営業に変える。同社の市内12店舗のうち、24時間営業は、既に実施している田家店、山の手店と合わせて3店舗に拡大。夜間の買い物需要に応え、商圏の拡大、新規顧客の取り込みを狙い、今後、他店舗でも営業時間の拡大を進めていく考え。

 同社の24時間営業は、1997年5月の田家店が皮切り。弁天店は1976年にオープン。売り場面積は343平方メートル。4年前に、営業時間を午前6時から午後11時までに拡大している。今回、10年ぶりの改装に合わせて「西部地区に深夜営業のスーパーがなく、消費者ニーズを踏まえ、さらに営業時間の拡大を考えた」と説明する。

 改装では、総菜、ドリンク類に加え、高齢者世帯の割合が高い地域性から、生鮮食品の少量パックなどの品ぞろえを強化した。

 9日は午前10時に開店。4月から開始した会員向けの無料配達サービスも従前の1日1回から同2回に増やす。弁天店の堀田彰店長は「より地域に密着した品ぞろえ、サービスを提供したい。また、24時間営業で商圏が広がり、西部地区の活性化にも貢献できれば」と話している。

 道内では札幌を中心に深夜営業のスーパーが急増。市内ではホクレンショップ函館昭和店(昭和1)が5月から午前零時に閉店時間を繰り下げ、深夜営業に乗り出しており、函館圏のスーパー業界の深夜商戦の動向が注目される。

提供 - 函館新聞社



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