小野さんがカラー碁石を作製
update 2003/1/15 10:42
市内新川町で「少年少女囲碁教室」を開いている小野明夫さん(65)はこのほど、囲碁に使われる碁石をカラーにした製品を作製した。「子供たちに楽しく碁に親しんでもらいたい」という願いを込めて作ったもので、カラフルな色彩を楽しみながら囲碁を堪能できる。今後希望者に販売するとしており、小野さんは「カラー碁石を全国に広げたい」と話している。
小野さんは漫画「ヒカルの碁」の人気に乗って、昨年3月に教室を開設。その中で、黒と白しかない碁石の色に疑問を感じ「カラーの碁石があれば子供たちも楽しいのでは」と感じたのが製品化のきっかけ。昨年9月ごろから着手し、赤・青と黄・ピンクの2セットをそれぞれ300組作った。
開発にあたり、昨年10月には特許庁に意匠登録を出願、すでに工業所有権の認可を受けており、「今年春ごろには意匠登録が正式に認められると思う」と小野さん。
作製した碁石は直径2・2ミリ、厚さ9ミリのプラスチック製で、従来使われる黒、白のものと同じ大きさ。そのため通常の対戦でも使用でき、「その日の気分次第で好きな色を使ってほしい。黒や白と組み合わせても使えます」と話す。
希望者には1セット8000円(税別)で販売することも決め、「日本全国の囲碁ファンに静かなブームを呼び起こしたい」と意気込んでいる。問い合わせは小野さんTEL50・3433。
提供 - 函館新聞社
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