「北前船競漕大会」熱戦
update 2003/7/7 10:04
【江差】第50回記念江差かもめ島まつり(主催・江差観光協会)は6日、午前9時にメーンイベントの「第25回記念全道北前船競漕大会」がスタート。男女36チームが、今年新造した4隻の船に乗り込み、160メートルの周回コースで操船の腕前とスピードを競った。
大会25周年を記念する新造船は、北前船特有の前後に反り上がった船体を再現。美しい朱色の船体が青い海面に映えた。
8人のこぎ手、かじ取り、ドラの10人が乗り込んだ船は、号砲を合図に岸壁をスタート。ドラの音に合わせ、激しい水しぶきを上げながら80メートル先の折り返し点を目指した。
船が一斉にUターンする折り返し点は、最大の見せ場。巧みな操船でリードを広げ、一直線にゴールを目指す船に盛んな声援が送られた。
27チームが熱戦を展開した男子の部は、町内の「宏栄マリーンズ」が1分16秒の好タイムで4年ぶりに優勝。代表の小野謙吾さん(32)は「チームワークの勝利です」と、同僚らと肩を抱き合った。
大胆なチャイナドレスや浴衣など、趣向を凝らした衣装で観衆を沸かせた女性の部は、9チームが出場。上ノ国町の「瀧沢レディース」が、1分35秒で制した。代表の瀧本鶴美さん(42)は「とてもうれしい。賞金は今日中に飲み食いしたいです」と、笑顔で話した。
男女とも、優勝チーム10万円、準優勝5万円の賞金が贈られた。
かもめ島では、島内の厳島神社のおみこしの海上渡御も、鮮やかな大漁旗を掲げた約20隻の漁船で盛大に行われた。演歌歌手、島津亜矢さんらの歌謡ショーも催され、大勢の観衆でにぎわった。
提供 - 函館新聞社
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