昆Ｖチップス売れ行き絶好調

update 2003/7/6 15:24

　２位以下を大きく引き離し、ファンからは早くも優勝の声も聞かれるプロ野球セ・リーグの阪神タイガース。その波に乗って、函館発のタイガース関連菓子「昆Ｖ（コンブイ）チップス」が爆発的な売れ行きとなっている。

　製造者は函館市赤坂町の昆布製品販売会社「ミネラルフーズ」。中野早苗社長（３６）が大の阪神ファンで、リーグ優勝はもちろん「今シーズンの日本一を確信している」と昨年８月に版権を取得。今年２月から大阪限定で卸し、販売を開始した。

　地場産品の振興に貢献できればと、原材料には南茅部町の昆布を使用。香辛料を加えた「えび塩味」のチップスにし「阪神戦を観戦しながら飲むビールに合うように作った」（同社）という。

　前半から好調をキープしていた阪神だが、商品の５月の売れ行きは今ひとつで、注文は約２０００袋。中野社長は「阪神が５月まで調子いいのは当たり前という雰囲気があった」と分析する。

　優勝も期待され始めた６月に入り、注文が殺到。１カ月で約１万袋を販売した。中野社長は「勝ち始めてから版権取得を申請しても通らなかったと思う」と笑顔で話している。

　商品の内容量は６０グラム。袋には白地に黒の縦じまのユニホーム柄をバックに、タイガースの虎のマークが大きくレイアウトされている。問い合わせはミネラルフーズTEL０１２０・２５５・７７２。

提供 - 函館新聞社

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