園児がカワニナ放流
update 2003/7/3 10:23
函館市営熱帯植物園の業務委託を受けているNPO法人函館エコロジークラブ(福西秀和代表)は、2日午前11時から、函館市立日吉幼稚園の園児約80人を招き、同園内にある「ホタルのせせらぎ」に、ホタルの幼虫のえさとなる巻き貝のカワニナを放流した。
同園は5日のリニューアルオープンに向け、園内改装を進めている。ミズモやクレソン、シダ、コケなど、多くの水生植物が植えられた「せせらぎ」の長さは16メートルあり、同クラブはこの小川でホタルを飼育しようと、環境づくりを整えている。まずは幼虫のえさとなるカワニナをすみ着かせ、11月以降に幼虫を放流。来夏には成虫を見られるようにするという。
放流会では、クラブ員の坂井正治さんが手製の紙芝居を用い「ホタルは毒を使い、カワニナをしびれさせてから食べる」などと説明。園児たちは、ホタルの不思議な生態に、興味津々といった様子で聞き入っていた。
その後、水のきれいな川などにすむ全長3センチほどの小型巻き貝、カワニナ2000匹を放流。子供たちは初めて手にするカワニナを見て、「ホタルの幼虫はこんな貝を食べるんだ」と驚きながらも、岸辺の芝生の上や中央に架けられた丸太の橋の上からひとつひとつ丁寧に水の中へと潜り込ませていた。
提供 - 函館新聞社
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