3園複合化へ論議本格化
update 2003/7/2 12:48
障害児・者施設「青柳学園」(青柳町4)「あおば学園」(湯川町2)「ともえ学園」(日吉町3)の3園を複合化し、改築整備する計画の函館市は、整備構想の策定に向けた論議を近く本格化させる。23日には各園の利用者や家族らを対象にした懇談会を初めて開き、新施設への意見、要望を聞く予定。整備スケジュールは固まっていないが、市福祉部は「できるだけ早い時期に整備構想をまとめ、引き続き計画案づくりに着手したい」としている。
「青柳学園」は肢体不自由児通園施設、「あおば学園」と「ともえ学園」は知的障害者通所更生施設で、3園ともに函館市が運営。現施設の建築年次は青柳が1965年、あおばが68年、ともえが61年と古く、いずれも老朽化が進んでいる。
また、障害児・者を取り巻く環境変化により「施設へのニーズも開設時とは大きく変化し、多種多様化してきている」(市福祉部)ことから、施設規模や機能、運営方法などの見直しが必要と判断した。
市は3園の機能を複合化して一つの建物として改築する方針。このため2001年度に福祉部内に設置した検討委員会で新施設の機能や付帯事業などの課題について検討を深めてきた。
今後は、整備構想案の策定作業を急ぐとともに、今月からの懇談会で出された意見などを同構想の成案や整備計画案に反映させる考え。市は現時点で、建設スケジュールや建設場所などは未定としている。
提供 - 函館新聞社
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