大気汚染監視測定局移転へ
update 2003/1/14 10:43
市は、追分児童館(追分町)内に設置している大気汚染を監視する無人測定局を移転し、来年度に独自局舎を整備する方針を固めた。市内5カ所の測定局すべてが独自局舎となり、1988年から進めてきた整備が完了する。独自化で一定の温度を保て、測定値の正確さが増すという。
追分児童館測定局は二酸化硫黄、浮遊粒子状物質(SPM)などを測定する「一般環境大気測定局」で、工業地帯の大気測定を目的に70年10月設置。同館図書室の一部を間借りし、自動測定装置で大気状況を監視している。
環境部とは電話回線で結ばれ、測定結果を常時パソコンに伝送。追分局を含む一般環境大気測定局3局、「自動車排出ガス測定局」2局で、「大気汚染監視データ処理システム」を構築している。
測定環境を同一にするため、基準温度は20℃に設定。入居施設の温度に左右されず、独自の冷暖房で温度調節できる局舎の整備を進めてきた。追分局を除く4局は、95年までに設置を終えている。
新しい局舎は近隣の小学校グラウンドに設ける予定で、面積約3平方メートル、高さ2・5メートルのアルミ製。自動測定装置2台を設置するほか、隣に高さ約10メートルの風向き風速計をたて、周囲はフェンスで囲む。事業費は500万円を見込んでいる。
市環境保全課は「測定の数値がより正確になるはず」と期待している。
提供 - 函館新聞社
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