海洋都市推進協発足
update 2003/7/1 10:57
産学官連携で学術・研究拠点都市の形成を目指す「函館国際水産・海洋都市構想推進協議会」が30日、設立された。ホテル函館ロイヤルで開かれた設立総会では、3つの部会で事業推進に当たることを決めたほか、会長に高野洋蔵函館商工会議所会頭を互選した。
今年3月に同構想が成案化されたのを受けて、経済界、北大水産学部、函館市などが連携し、構想の推進組識として立ち上げた。構想を策定した「函館海洋科学創成研究会」(沼崎弥太郎会長)を発展的に解散し、協議会を組織。会員は同研究会会員のほか、新たに7人が加わり、27人で構成している。
設立総会で、高野会長は「水産・海洋にかかわる地理的、学術的な優位性を十二分に活かし、産学官連携のもとでの新たな産業興して活性化を図りたい」とあいさつ。
この後、事業計画に関する協議を行い、協議会内に〈1〉水産・海洋関係の学術・研究機関の集積に関する事項を調査する推進部会〈2〉地域と学術・研究機関の連携を調査する産学連携部会〈3〉観光と学術・研究の融合に関する事項などを調べるまちづくり部会―を設置。このほか、10月に専門家を招いての市民フォーラム開催や、北九州市産業学術推進機構などの先進地視察を行うことなどを決めた。
高野会長以外の主な役員は次の通り。(敬称略)
◇副会長=沼崎弥太郎(函館商工会議所副会頭、クリエイティブネットワーク代表幹事)柳沢勝(函館商工会議所副会頭)藤原厚(函館水産連合協議会会長)山内晧平(北大大学院水産科学研究科長)木村孝男(函館市助役)◇部会長▽推進部会=西尾正範(函館市企画部長)▽産学連携部会=長野章(公立はこだて未来大教授)▽まちづくり部会=嵯峨直恆(北大大学院水産科学研究科教授)
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。