市、新たに2条例制定へ
update 2003/6/30 09:29
函館市は新たに2つの条例を制定する方針で、近く準備作業に入る。このうち「交通安全に関する条例」は来年6月、もう一方の「男女共同参画に関する条例」は再来年4月の施行をそれぞれ目指す。いずれも開会中の定例市議会に準備経費を提案、年内にも検討懇話会を設置する。関係機関や市民の代表から意見を聞き「実効性のある条例にしたい」(市民部)としている。
交通安全に関する条例は「市民総ぐるみで交通事故の防止を推進する」のが目的。
函館市ではこれまでも、市民部交通安全課で交通安全指導などのソフト施策を継続的に実施。しかし、公園や駐車場での暴走行為などは道路交通法で取り締まることができず、市独自の条例制定を求める声が出ていた。
同市は予算議決後の9月をめどに懇話会を設置し、年内にも条例の素案を作成する。議会論議などを経て、来年2月の定例市議会で条例制定、同6月の施行を目指すスケジュール。
一方、男女共同参画に関する条例は、男女の差別をなくして「真の共同参画社会の実現」を目指す。ただ、交通安全対策などに比べて施策の具体性が見えづらいことから、条例制定には一定の時間をかけて取り組む。
準備経費の議決後、今夏にも検討懇話会を設置、本年度中にも中間報告をまとめる。これを基に条例案を作成し、再来年2月の定例市議会で制定、同4月の施行を目指すことにしている。
交通安全、男女共同参画ともに検討懇話会のメンバーには、一般からの公募委員も加える予定で、幅広い意見を条例に反映させる。
提供 - 函館新聞社
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