町村・七飯/フリースクール、開校

update 2003/6/29 12:10

 【七飯】道南のキリスト教牧師らがこの春、七飯町本町にフリースクール「チーフー・インターナショナル・クリスチャン・スクール」(品田与志夫校長)を開校した。キリスト教精神に依った教育活動を通じ、「一人ひとりが、自らのたまものを見つけられる場所になれば」と同校。基本的にはクリスチャンの家の子供たち向けの学校だが、不登校の児童・生徒も受け入れていくといい、「さまざまな子供たちの学びの場になれば」と話している。

 同校の施設はかつて、外国人宣教師の子供たちが学ぶ、同名の寄宿制ミッションスクールだった。国際福音宣教会(国内本部・千葉県市川市)が1964年に開校し、最盛期には20人以上の子が在籍していた。

 しかし、同会系の各教会は、宣教師から日本人牧師に引き継がれるケースが年々増え、宣教師の数が減り、子供たちも減少。1998年に閉校となった。

 フリースクールとしての再出発のきっかけは、牧師の品田校長が、知人の子が不登校になっているのを知ったこと。「今こそキリスト教に基づいた教育が必要」と、仲間の牧師や信者らで資金を集め、敷地の一部と校舎を購入。4月に再スタートを切った。

 幼稚園から高校までの一貫教育で、カリキュラムは聖書の教えを基礎に編成している。教諭は牧師や元教諭らがボランティアで務めている。通常の各教科に加え、英語の授業が毎日あるほか、パソコン操作など情報教育にも力を注いでいる。

 小・中学生は地元の学校に籍を置いての通学となり、高校生は通信制高校とのダブルスクール制により、国内の大学受験も可能。また、同校の単位が認定されるアメリカやオーストラリアなどの大学へ進学することもできる。

 海外の学校と同様、9月が新学期のスタートだが、現在は暫定的に小学4年の男児1人が学んでいる。

 学費は月2万円で入学は随時、受け付けている。問い合わせは同校рU4・4177。

提供 - 函館新聞社



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