町立公園工事めぐり便宜を図る代わりに、業者から約220万円分の自宅改修・八雲町建設課主任らを贈収賄容疑で逮捕

update 2003/6/29 12:07

 【八雲】道警捜査2課と八雲署などは28日、収賄容疑で八雲町栄町21、同町建設課都市計画係主任、山内国博容疑者(32)、贈賄容疑で札幌市豊平区平岸4、無職、後條秀志容疑者(42)を逮捕、函館地検に送致した。

 調べによると、山内容疑者は八雲町の町立「ひらの公園」の施設資材納入などで、後條容疑者が経営していた会社に便宜を図った疑い。後條容疑者は見返りに、2000年8月上旬ごろ、山内容疑者の自宅のベランダウッドデッキ取り付け工事、翌年7月上旬に、同じくレンガ塀の設置などの工事の、合計220万円分を施行した疑い。

 同公園は事業費2億4000万円で同町豊河町に整備され、2000年10月に工事開始、今年3月に完成した。両容疑者は仕事を通じ、97年ごろからのつきあいで、後條容疑者の会社は昨年7月に倒産している。

 28日未明の逮捕を受け、道警は山内容疑者宅のほか、同町や札幌市など10数カ所を捜索。このうち、午前8時ごろには、八雲町役場を捜査員12人が捜索し、関係書類などを押収した。

 関係者によると、山内容疑者は1993年に役場入り。95年4月から建設課都市計画係技師、2000年10月からは同主任として、町が発注する緑地工事に関する設計や積算などを担当していた。

 山内容疑者は2000年に約3000万円で自宅を新築しており、近所の女性は「両親を呼んで一緒に住むと聞いていた。28日の朝、お母さんが『騒がせてご迷惑お掛けします』と話していた。何でこんなことを…」ともらし、またある夫婦は「役場内ではうわさがあったと聞いていた。家の改築は氷山の一角で、ほかにもあるのでは」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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