来月15日に任意協議会設置へ

update 2003/6/28 12:14

 函館市と渡島東部4町村(戸井町、恵山町、南茅部町、椴法華村)の合併について話し合う首長会議が、27日午後2時からホテル函館ロイヤルで開かれ、各市町村・議会の代表による任意協議会を7月15日に設置することを申し合わせた。同協議会が合併で合意すれば、議決後の9月か10月初めにも法定協議会に移行させ、合併特例法の有効期限である2005年3月31日までの合併を目指すことになる。

 首長会議には井上博司函館市長、吉澤慶昭戸井町長、工藤篤恵山町長、飯田満南茅部町長、船木英秀椴法華村長が出席した。

 申し合わせによると、任意協議会は各市町村の首長と議会議長の計10人で構成。主な検討課題として合併の形態、期日、議員・特別職の身分、地方税、消防・病院など主に20項目を考えている。7、8月に3回程度開く会議は、原則公開とする方針。

 また、今後の指針となる合併建設計画のうち、将来構想を任意協議会設置までにまとめ、基本計画と財政計画については法定協議会での論議と並行して年内にも策定する。

 合併後の各種住民負担に関しては「項目別には市町村ごとに料金が上がったり下がったりすることもあるが、トータルで負担が軽くなるように試算していきたい」(5市町村合併調査室)としている。

 任意協議会の主な検討課題は次の通り。

 ▽基本的事項=合併の方式、期日、市の名称、事務所の位置、財産▽行政組織等=議員、特別職、一般職、地域審議会、行政組織機構、一部事務組合等(ごみ・し尿処理、消防)▽住民福祉=福祉事業、病院事業▽住民負担=地方税、国民健康保険料、介護保険料、保育料、水道料金、ごみ・し尿処理手数料

提供 - 函館新聞社



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