道議選の投票用紙を再点検

update 2003/6/28 12:12

 4月の道議選函館市区(定数6)で、16票差の次点で落選した畠山博氏=自民元=の陣営が、最下位当選した日高令子氏=共産現=の当選無効を求める異議を道選管に申し出た問題で、道選管(土屋良三委員長)は27日、渡島合同庁舎で投票用紙を再点検する現地審理を行った。白票を除く無効票、疑問票のコピーを持ち帰り、今後、各票の効力を検討、8月中をめどに申し立てに対する裁決を下す。

 函館市区の投票結果は、投票者総数13万1751のうち、有効投票12万9545、無効票2205、不足票1。10人が立候補し、日高氏が1万3440票で最下位当選、畠山氏は16票差の1万3424票だった。

 道選管では、異議申し出に対し、16票の小差、「博」という名前の候補が2人いた状況などから投票の再点検を行うことを決めた。

 この日、現地審理は午前9時から午後5時まで行われた。道選管委員4人をはじめ、道選管事務局、渡島や桧山など6支所の職員約40人が点検作業に当たり、投票用紙が入ったダンボール箱を開封後、有効投票、無効票に分け、さらに候補者ごとに有効投票を分けた上で、すべての投票を再点検した。

 道選管は7月中旬から下旬の間に委員会を開き、持ち帰った票のコピーを過去の判例などに基づいて有効か無効かなどを検討。「できるだけ早い時期に裁決を出したい」としている。

 道選管によると、道議選で投票の再点検を行うのは、根室支庁区で実施された1971年4月の選挙以来32年ぶりで、3回目。過去、異議が認められた例はない。

提供 - 函館新聞社



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