はこだてティーエムオー、大門に集客施設計画

update 2003/6/27 09:32

 第3セクターのまちづくり会社「はこだてティーエムオー」は本年度、函館市中心市街地活性化基本計画に示された大門新拠点地区での集客施設建設に向けた取り組みを進める。集客施設としては、TMO構想で中華料理店などが集積する「うまいもの領事館」事業を位置づけており、地域のニーズを把握しながら、来年2月末までに、立地場所やテナント構成など具体的な施設の計画を立案する。

 1999年5月に函館市が策定した同基本計画では、駅前通りとはこだてグリーンプラザの交差部周辺を大門新拠点地区と位置づけ、都市型アミューズメントの中核的施設の再開発などによる新たな拠点形成を検討すると明記。TMO構想でも空き店対策の実施を示している。

 また、TMO構想では、中華料理や中国食材などの飲食店、中国雑貨などを集積した「うまいもの領事館」事業を計画。当初は2002年度の事業開始を予定していた。

 同社では本年度、同領事館を含めて同地区の魅力ある集客施設づくりを具体化したい考えで「事業実施には地域のコンセンサスが必要。地域ニーズを把握し、合意の上で施設の計画を立案したい」と話す。

 計画の立案にあたっては、北海道中小企業支援センターの補助制度を活用。7月にも地権者、商業者、行政、学識経験者などで構成する委員会を設け、商業者へのアンケート調査などを行いながら、事業実施に向けた取り組みを進める。

提供 - 函館新聞社



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