西武函館店閉店セール始まる
update 2003/6/26 12:18
8月25日の閉店が決まった西武函館店(函館市梁川町9、調幸一郎店長)で25日、閉店セールが始まった。セールは閉店日までの62日間、20―50%引きの人気ブランド夏物商品などを提供。初日から大勢の買い物客が詰めかけ、22年間営業を続け、消え行く百貨店を惜しんだ。
函館店は1981年3月に開店。売り場面積は約1万2300平方メートル。売上高はピーク時の91年で128億円に上ったが、郊外型大型店の出店による競争激化などで、2002年2月期には約82億円に減少。西武百貨店の経営再建策として閉店が決まった。
セール初日、函館店は店内や入り口に22年間の営業への感謝や閉店を伝える赤いポスターを掲示した。午前10時の開店時は安全確保のため、入り口を立体駐車場側のみに規制。開店1時間前から買い物客が並び始め、600人が列をつくった。
人見町の紺谷真鯉子さん(46)は「婦人服や食器の種類がそろっていた。なくなるのは寂しいですね。閉店まで何回も足を運び、ほしいものを買っておきたい」と話し、開店と同時に目当ての売場に向った。
同店では日替わりの奉仕品なども用意。調店長は「残された期間、従業員一丸となり、精いっぱいの努力で最後まで営業したい」としている。
提供 - 函館新聞社
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